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第1章 ・まず考える ・どう書くか ・どう発表するか ・どう保存するか 第2章 ・構想を練る ・物語の展開 ・登場人物 ・舞台設定 第3章 ・完結させる ・短い作品を書く ・好きな作品を書く ・書く習慣を作る ・浮気をしない 第4章 ・文献から学ぶ ・執筆の指南書@ ・執筆の指南書A ・有用となる本 ・役立つ資料 |
トップページ> 第2章 舞台設定
物語の展開とキャラクターを決めたら最後に世界観です。 別に世界観から作っても構いませんが、世界観は最後に作ることをオススメします。 と、いうのも作品は世界を描くよりもキャラクターを魅せるためのものであると考えるからです。 まぁ、異論がおありでしたら世界観から作っても構いません、そこらへんは各々の好みで構わないと思います。 世界観を決めるに当たっての注意は物語の展開とキャラクター、設定に気をつけることです。 例えば戦国時代に女子高生は存在しないでしょうし、治療魔法の発達した幻想世界では魔法を使わない医者はふさわしくないでしょう。 もちろん現代の女子高生が戦国時代にタイムスリップしたり、剣と魔法の幻想世界に現代医術を学んだ医師が次元跳躍して迷い込むという展開はありですが、そうでないかぎり、世界観にそぐわない異物は排除すべきと思われます。 他にも、銃の存在しない剣と魔法のファンタジーな世界で『彼の動きは弾丸よりも速く、叩きつける剣の威力はマグナム弾のそれをはるかに上回る』とかいう描写はご法度です。 ファンタジー小説を読んでいるのに、現実世界にしか存在しないもので描写するのはあまり利口な手段ではありません。 なるべく多くの資料に目を通して世界観の矛盾を潰し、ふさわしくない異物を極力取り除くようにすれば、よりよい舞台に仕上がることは間違いありません。 もちろん、異物を挿入することで物語を面白くするという手法もアリですが、細心の注意を払っていただきたいものです。 次に進む 前に戻る |