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第1章
まず考える
どう書くか
どう発表するか
どう保存するか

第2章
構想を練る
物語の展開
登場人物
舞台設定

第3章
完結させる
短い作品を書く
好きな作品を書く
書く習慣を作る
浮気をしない

第4章
文献から学ぶ
執筆の指南書@
執筆の指南書A
有用となる本
役立つ資料
トップページ 第3章 好きな作品を書く

当たり前だ、とは言わないでください。

世の中にはしがらみから、決して望みのものではない作品を書く機会というものが存在するからです。



例えば仕事でやりたくない作品をやる場合は問題ありません。

仕事はお金をもらえるわけだし、やりたくないからやらないという態度は許されず、プレッシャーと報酬の存在が作品を完結に導きます。

プロが素人に比べて作品を放り出す確率が低い由縁です。

プロが作品を投げ出す理由は、

@飽きた

A思ったより売れ行きが悪くて、生活していけないから書かない

B書きたくても売れないので書かせてもらえない

C病気や事故、死亡や環境の変化から書くことは不可能になった

この四つでしょう。



しかし、素人がやりたくない作品の執筆をする場合は給料もなければやりとげなければ収入が途絶えるという危機感もありません。

結果、容易くやりかけの仕事を投げることになります。



例えば有志が集まり、テーマを決めて作品を書くことになり、しかし自分が望んだのではない他人が決めたテーマの小説を書かされる場合。

自主制作ゲームのシナリオを任されたが、自分の書きたいシナリオを書かせてもらえず押し付けられたストーリーで書かなくてはならない場合。

いくらでも状況は考えられます。

そして大抵の場合は無報酬か雀の涙のような報酬なので、結局は投げ出してしまうことになります。



好きで好きでしょうがなくて書き出した作品ですら投げる人が多いのに、書きたくない作品を書けるわけがありません。

嫌な作品は書かないのが吉。

どうしても書かなくてはいけない場合は正当な報酬を要求しましょう。

イヤなら断るべきでしょう。

断れない場合は仕方ありませんが、途中で投げ出した時、自分と相手の信頼関係は確実に破綻します。



何が正しい、どうしろと的確な指示はできませんが、自分の意志で書こうと決めた作品以外に手を出さないようにすることを推奨させていただきたいと思います。



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