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第1章
まず考える
どう書くか
どう発表するか
どう保存するか

第2章
構想を練る
物語の展開
登場人物
舞台設定

第3章
完結させる
短い作品を書く
好きな作品を書く
書く習慣を作る
浮気をしない

第4章
文献から学ぶ
執筆の指南書@
執筆の指南書A
有用となる本
役立つ資料
トップページ> 第3章 浮気をしない

一つの作品を作っている最中に、別の作品に手を出すなど言語道断です。

ただでさえ作品の完結は遠き日の夢だというのに、その苦労を二倍にしてしまっては完結できる作品も完結できなくなってしまいます。



しかも、別の作品に手を出していく作者は次々に新たな連載作品を創造し続ける癖を持っています。

結果、未完作品の屍が転がる周辺に、新連載作品が雨の後の竹の子のように増殖し続け、結果として一つも完結せずに終わります。



一つの作品を手がけている間は、別の作品には決して手を出さないでください。

他の物を書きたくなる誘惑を撥ね退ける強烈な意志なくして、作品を完結させるなどできるでしょうか。



ただ、勘違いして欲しくないのはパオまるは習作を否定してはいないということです。

練習で適当に書いて技法を研究しているだけの作品を完結させろなどと、酷なことは言いません。

ですが、未完結になってしまった作品を習作と言い張り、永遠に習作しか書かないという事態に陥って欲しくないというだけです。



違うことをやりたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、欲望に打ち勝ってこそ作品は完成するのだと忘れないでいただければ幸いです。



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